← ブログ一覧へ

自治体の地番参考図オープンデータに対応します(いわき市で先行実装)

法務局の登記所備付地図とは別に、自治体が公開している地番参考図のオープンデータを別レイヤーとして表示・選択・SIMA/DXF/PDF 出力できるようにしました。まずいわき市(約 63.8 万筆)で実装し、動作を確認しています。

自治体の地番参考図オープンデータに対応します(いわき市で先行実装)

Geonex はこれまで、法務局の「登記所備付地図データ」を軸に地番を扱ってきました。 ここに 自治体が独自に公開している「地番参考図」のオープンデータ を、 別レイヤーとして重ねて使えるようにします。

まず いわき市(福島県)のデータで実装し、約 63.8 万筆 の取り込みと動作確認まで完了しました。

現在ローカル環境での実装・検証が完了した段階です。公開時期が決まりましたら、あらためてお知らせします。

何ができるようになるか

1. 別レイヤーとして表示

「表示設定」に データソース の項目が増え、

  • 法務局XML(登記所備付地図)
  • 地番図オープンデータ

をそれぞれ独立したチェックボックスで切り替えられます。両方出すことも、片方だけにすることもできます。

同じ地域を両方のデータがカバーしている場合、重ねて表示すると見づらくなります。 その場合は 法務局XML のチェックを外す と、筆・区画界線・地番ラベル・データ領域の表示・ 任意座標アイコンまでまとめて非表示になり、オープンデータだけをすっきり確認できます。

2. 通常の筆と同じように選べる

オープンデータの筆も、法務局の筆と同じ操作で扱えます。

  • クリック選択 — 区画情報パネルに地番・所在・面積・頂点数を表示
  • 多角形・円での範囲選択
  • 選択リスト — 地番・所在・面積が一覧に並び、個別削除・全解除も可能

選択した筆は水色でハイライトされ、地図を引いた状態(低ズーム)でも選択が消えません

3. SIMA / DXF / PDF 出力

選択したオープンデータの筆は、法務局の筆と同じように出力できます。

  • SIMA 出力 — 平面直角座標系でそのまま書き出し(いわき市は 9 系)
  • DXF 出力
  • PDF 出力 — 図面として印刷・保存

法務局の筆とオープンデータの筆を混ぜて選択した場合も、まとめて 1 つのファイルに出力されます。

4. URL 共有

選択した状態を短縮 URL で共有できる機能も、オープンデータと国有林に対応しました。 レイヤーの表示状態(どのデータソースを表示していたか)も一緒に保存されるので、 共有された側は同じ見た目で開けます。

いくつか注意点があります

メイン地番/参照地番の区分と隣地抽出は、法務局XML の筆のみが対象です。 オープンデータと国有林の筆はこれらの区分を持たないため、画面上にも「※法務局XMLのみ」と明記しています。 オープンデータの筆は、出力区画のチェックに関係なく、選択したものがそのまま出力されます。

今後について

いわき市で仕組みが動くことを確認できたので、他の自治体のデータも同じ手順で追加できる 状態になりました。 公開している自治体をご存じでしたら、お問い合わせから教えていただけると助かります。

データの出典とライセンス

本機能で表示する地番参考図は、いわき市が公開するオープンデータを Geonex が加工して使用しています。

出典:「いわき市 地番参考図(令和7年1月1日現在)」/いわき市 財政部 資産税課 ライセンス:クリエイティブ・コモンズ 表示2.1 日本(CC BY 2.1 JP) 出典ページ:いわき市 地番参考図 上記データを Geonex が加工して作成しています。

提供元の案内により、このデータは 地番の配置を示す参考図 であり、筆の形状・筆界や権利関係を示すものではないため、 権利関係の確認・申請資料・求積(面積算出)の資料としては使用できないとされています。あわせてご留意ください。

なお、法務局の「登記所備付地図データ」(法務省, G空間情報センター 提供)は上記とは別のデータで、こちらも Geonex が加工して使用しています。

業務で使ってみて気づいた点があれば、画面右上のお問い合わせからお気軽にお知らせください。 引き続き Geonex をよろしくお願いします。