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PDF の背景がくっきりしました(図枠も追加・縮尺のずれを修正)

PDF 出力の背景画質を上げ、用紙に図枠(罫線)を出せるようにしました。あわせて、プレビューと実際の出力で見え方が食い違っていた点をまとめて直しています。縮尺の表示と実際の縮尺がわずかにずれていた不具合も修正しました。

PDF の背景がくっきりしました

PDF を開いたときの背景(航空写真・地形図)が、これまでより鮮明になりました。

理由は単純で、紙に必要な解像度で写していなかったからです。 A4 横を 300dpi で刷るには横 3508 ピクセル要りますが、これまでは画面に映っている 大きさのまま写して、紙に貼るときに引き伸ばしていました。

今回、写す段階の解像度を上げ、出力も用紙サイズから 300dpi を計算するようにしました。 たとえば拡大率 100% の画面では、背景の情報量が面積で約 9 倍になります。

背景の地図は国土地理院のタイルを使っています。タイルそのものの細かさには限りが あるため、いくら拡大しても無限に精細になるわけではありません。今回の変更は 「タイルが持っている細かさを使い切る」ところまでです。

図枠を出せるようになりました

用紙に罫線の枠を出せるようにしました。

PDF を作成 → プレビュー →「表示」タブ → 図枠 をオンにしてください。 枠のと**太さ(mm)**を選べます。既定は黒 1.0mm です。

枠の位置は地図のふち、つまり印刷余白のすぐ内側です。 「用紙・余白」の設定を変えれば、枠もそれに合わせて動きます。

プレビューと出力の食い違いを直しました

今回いちばん手を入れたのはここです。プレビューで見たものと、実際に出てくる PDF が 一致していない箇所がいくつかありました。

引き出し線の見た目

地番のラベルを離して置いたときに引く線です。プレビューでは 「筆の側が矢印・実線・文字の手前で止まる」でしたが、出力では 「筆の側が丸・破線・文字に重なる」になっていました。プレビューの見た目に揃えました。

線と矢印の色も、筆の線の色(メイン地番・参照地番など)に合わせます。

縮尺のずれと図面のゆがみ

用紙まるごとの範囲を切り出して、余白の内側に縮めて貼っていました。 このため、

  • 表示している縮尺より、実際の縮尺がわずかに小さくなる
  • 縮む割合が縦と横で違うため、図面がわずかに横長になる

という状態でした。A4 横・余白 5mm でおよそ 3〜5% です。 切り出す範囲を地図の領域そのものに変え、表示どおりの縮尺で、 縦横の比を保ったまま出力するようにしました。

今回の修正で、同じ範囲を出力しても以前より少し大きく(縦横比が正しく)なります。 以前に出した PDF と並べると違いが出ますので、図面を作り直す場合はご注意ください。

プレビューに余白と出典が出るようになりました

プレビューでは地図が用紙いっぱいに描かれていましたが、実際の出力では余白は白です。 プレビューでも余白を白くし、紙と同じ見え方にしました。

あわせて、紙の下端に入る所在・出典・GEONEX のロゴもプレビューに出るようにしました。 これまでは印刷してみるまで、表題欄がこの帯と重なっていることに気づけませんでした。

表題欄の枠が切れていた点

表題欄を紙の右下に置いたとき、右端の罫線が出ないことがありました。 枠が閉じて見えるように直しています。下端が出典の帯と重なる問題も直しました。

そのほか

  • プレビューの上部に 「用紙設定」 ボタンを足しました。 ✕ で閉じなくても、用紙や範囲の選び直しに戻れます。

追記(9/6)設定が保存されるようになりました・プリセットを追加

公開後にいただいたご指摘をもとに、設定まわりを直しました。

設定が保持されない不具合を直しました

図枠や「所在」の設定が、次に開いたときに元に戻ってしまうことがありました。 原因は 2 つ重なっていました。

ひとつは、地図の拡大率によって設定が 2 通りに分かれて保存されていたことです。 拡大した状態で図枠をオンにしても、少し引いた状態で開くと別の設定が読み込まれ、 オフに見えていました。設定はひとつにまとめました

もうひとつは、その縮尺で使えない項目を、設定ごと消していたことです。 「周辺の筆」「辺長」「基準点」は縮尺が足りないと紙に出せませんが、これまでは 一度その縮尺で開くだけで設定が消えていました。

これからは設定はそのまま残り、出ないときは出ないだけになります。 出ない項目には目印が付き、カーソルを合わせると 「いまの縮尺では出ません/設定は残ります」と表示されます。地図を拡大すれば、 設定し直さなくてもそのまま出るようになります。

出力プリセット(ログインすると使えます)

PDF の色・線・図枠・表題欄の配置などを、名前を付けて保存できるようにしました。 「位置図用」「現地確認用」のように用途ごとに用意しておき、ワンタップで切り替えられます。

プレビュー左側のパネル最下部の 「出力プリセット」 から保存します。 保存したものはアカウントに紐づくので、別の端末でも同じ設定を呼び出せます。 マイページの 「PDF 出力プリセット」 からも一覧・削除ができます。

用紙サイズ・余白と、表題欄に入力した件名などの中身は保存しません。 前者は出力範囲を決めるときに選ぶもの、後者は案件ごとに変わるものだからです。

見た目の調整

  • 図枠を既定でオンにしました(黒・1.0mm)。不要な場合はオフにできます。
  • タブを切り替えるたびに設定画面の大きさが変わっていたのをやめ、固定しました。
  • 項目名が途中で切れていたのを直しました。

PDF は測量や打ち合わせでそのまま配る場面が多い出力です。 「ここが紙に出ると困る」「この項目が要る」といったご要望があれば、 お問い合わせ からお寄せください。